この数年、「人生100年時代」「老後2,000万円問題」とか、なんだか不安なニュースばかり。貯金はしてるけど、足りるか不安・・・投資をやってみたいけど、リスク高そうだし、だまされそう。そもそも、投資がよくわからない
私もそうでした。でも、少しずつ学べば大丈夫! FPの資格を持つ私が、わかりやすく丁寧に説明していくので、一緒に学んでいきましょう。
最終目標は、「少額から投資を始める」です。楽しみながら学んで、将来の不安をふっ飛ばそう!
・将来、お金が足りるか不安
・投資に興味はあるけど、リスクが高そうだし、だまされそうでなんだか怖い
・なぜ、貯金ではなく投資をする必要があるのか知りたい
・投資や貯金のリスクやベネフィットを知りたい
・投資の本を読んでも、YouTubeをみてもよくわからない
・投資といっても、いろんな商品がありすぎて選べない
ここでは、そんな悩みを一緒に解決していきます。
まず最初に、なぜ投資をする必要があるのか?そもそも投資ってなんなのか?貯金だけではなぜダメなのか?という基本の「き」を学んでいきましょう。
実際の投資のやり方が今すぐ知りたい方はこちら↓↓の記事へジャンプ!
最近では、政府も「自分の老後は自分で守ってね!」と言わんばかりに、新NISAやiDecoなど運用収益が非課税になる制度を導入するなど投資を後押しする動きもでています。
でも、、新NISAやiDecoは調べても複雑でよくわからないし、投資に興味があっても「知識がないし、情報が多すぎて何から手をつければいいかわからない」となかなか踏み切れない人も多いはず。
今回は、投資知識がゼロでも投資がスタートできるよう、投資の前準備である知識をゆっくり詳しく説明していきますね。
あなたも投資デビューに向けて一歩踏み出しましょう!
ではまず、Part1 お金の価値のお話。
さぁ、早速初めていきましょう🎶
お金ってなに?
お金って聞くと、1万円札や千円札、500円玉など皆さんのお財布に入っているお札や小銭を思い浮かべると思います。
あれってお金そのものですよね。確かにそうです。
でも実はお金には、3つの機能があるとされています。
お金の3つの機能?あまり考えたことなかったですよね。
では少し「お金とは?」について深掘りしてみましょう。
① モノやサービスを交換する手段 (交換するためのツール)としての機能
② モノやサービスの価値を計るための「尺度」としての機能
③ 価値を保存する手段
「交換手段」:モノやサービスを交換する手段(交換するためのツール)
皆さんが食べ物や洋服などがほしいと思った場合、お店に行ってレジでお金を払って購入していますよね。
「ほしいモノを手に入れるために、お金を渡している」という行為は、つまり、「お金」が存在しなかった時代で考えると「物々交換」なわけです。
例えば、魚を持っているあなたは、お米が欲しいとします。
村のAさんと話したら、Aさんは「お米を持っているけど魚がないので魚が欲しい」と言いました。
ここで、「物々交換」の条件が揃いましたね。あなたの魚とAさんのお米を交換する。
これで、あなたは欲しかったお米を手にすることができました。
これが「お金」が存在しなかった時代の物々交換です。
ただ、物々交換では自分が持っている魚を欲しがっていて更にはお米も持っている人を探さなくてはなりません。
それだと、探し回るのが大変ですよね。
そこで登場したのが「お金」という手段です。
※当時は今の「お札や小銭」ではなく金や銅などがお金として使用されていました。
つまりお金は、「モノやサービスを交換する手段(ツール)」の一つなのです
モノやサービスの価値を計るための「尺度」
スーパーに行くと、チョコレートが100円、じゃがいもは50円などと値段が表示されていますよね。
チョコレートの価値は「じゃがいもの2倍」の価値があると値段を見るとすぐにわかります。
でも、「ポテトチップスはじゃがいもの価値の3倍」と言われてもピンとこないですよね。
モノやサービスの価値をわかりやすく表現するために「300円」「1200円」などと全てに価格が表示されているのです。
これで、チョコレートやポテトチップスなどの価値を簡単に比較できます。
これがお金が持つ2つ目の機能であるモノやサービスの価値を計るための「尺度」です。
価値を保存する手段
さきほどの物々交換の話で、あなたは魚を持っていてお米と交換できないか考えていました。
その魚は今朝、海で採ってきたモノです。
今日中にお米を持っている人を探せればお米と交換できます。
でも、3日も経ってしまうと魚は新鮮さがなくなり、お米と交換するほどの価値はなくなってしまいます。
つまり、「新鮮な魚と3日経った魚では価値が異なる」のです。
そうなると、困ってしまいますよね。
でも、「お金」というツールを使えば腐ることもないし後で必要になった時のために保存しておけます。
これが、お金が持つ3つ目の機能である「保存手段」です。
なるほど〜!お金って普段当たり前のように使っていたけど、「交換」「尺度」「保存」っていう機能があるのね。
「投資となんの関係があるの?」と思うかもしれないけど、投資を理解するには、こういう基礎をなんとなくでいいから知っておく必要があります。ちょっとつまらないけど、しっかり学んでいきましょうね!
お金は経済の血液
じゃぁ今度は、お金を別の角度から見てみよう。
私たちの身体の中を流れる「血液」。この血液が身体中くまなく巡っていることで私たちは生きていられるのです。
身体に必要な栄養分を運んでくれて、身体から出る老廃物を運び去ってくれます。
この血液は、「私たちが生きる社会」で考えると「お金」と言い換えることができます。
お金がどこかで滞ってしまうと、経済はうまく回らなくなり、社会は混乱します。
私たちの身体を流れる血液のように、お金は経済を正常な状態に保つ重要な要素なのです。
お金の流れと機能
お金が社会の中でうまく回っている状態ってどんな状態だろうか?私たちの身の回りで考えてみよう。
・お金を稼ぐ
・お金を使う
・お金を貯める
私たちはまず、働いてお金を稼いでいますね。
つまり、自分が持つ「時間と労働力」を会社に提供し、その対価として会社から「お金」を受け取ります。
そして、稼いだお金を使って家賃を払ったり、食料を買ったりして生活をしています。
お金に余裕があれば自己投資に使ったり娯楽や趣味に使ったりして楽しんでいます。
でも、稼いだお金を全て使い切ってしまったら、いざ、病気になって働けなくなったりしたら生活できなくなるし、老後の生活にも不安が出ますよね。
結婚式や旅行、自動車やマイホームなど高額だけどいつか手に入れたいモノもたくさんあります。
そのためにある程度のお金は貯金しておきたいものです。
ここで考えたいのは、病気や老後が怖いからといってお金を使わずに貯めこんでいると経済はどうなるのか?ということ。
日本人のほとんどの人が稼いでもほとんど使わず貯金ばかりしていたら、お店や企業は全く儲かりません。
私たちはお店や会社で働いてお金を稼いでいます。
私たちのお給料は、この「お店」や「会社」から出ているので、みんながお金を使わず、お店や会社が儲からなかったら、私たちのお給料はどうなっちゃうだろう?
お給料は減るだろうし、もしかしたらお店や会社は私たちのお給料が払えないからといって、私たちを「解雇」しなければならなくなるかもしれない。
つまり、みんながお金を貯めこんで使わずにいると、血液であるお金が社会をうまく回らず大きな問題になるのです
血液がどこかで止まってしまったら、私たちの身体は健康ではいられなくなります。
お金が社会をうまく循環しないと、「経済」も不健康になってしまうのです。
必要なお金はもちろん貯めておくのも重要です。
ですが、ある程度のお金は使ってこそ意味があります。
「経験に使う」「自己投資に使う」「誰かのために使う」どんなことでもいい。
お金を使って遊び、お金を使って知識を得て、お金を使って人を喜ばせる、お金を使って経験を得る。
まとめ
今日は短いけどここまで!
「お金」って、普段当たり前のように使ったりもらったりしているけど、「使うこと」で経済がうまく回ったり「貯める」ことでリスクを軽減できたり、機能がたくさんありましたね。
お金は決して汚いモノではありません。
お金は私たちにたくさんの経験や、知識、喜びを与えてくれるただの「ツール・道具」に過ぎません。
「お金」についてしっかり学んで、お金と上手に付き合っていきましょう!
次は物価とお金の価値のお話!ぜひ読んでみてくださいね!
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