「買い物が大好き!」というわけでもないのに、なぜか毎月貯金ができない。どうしてだろう・・・
数年前、私も同じ悩みがありました。
人並み程度の買い物しかしていないのに、なぜかお金が貯まらない・・・
生活習慣や考え方を見直している中で、貯金ができない人には共通点があることに気づきました。
ここでは、貯められない人の特徴をご紹介しつつ、改善ポイントについて解説します。
当てはまっていたら一つでもいいので見直してみましょう。
\\ この記事を書いた人 //
こんにちは、ミリコです
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
投資歴8年
- モノを溜め込む(同じモノがたくさんある)
- 冷蔵庫や部屋がモノで溢れている
- 「もったいない」「いつか使うかも」が口癖
- 形から入りがち
- リボ払いを使っている
- 収支を把握していない
- 余ったら貯金しようと思っている
- 計画性がない
お金がたまらない人のNG習慣
数年前までの私は、貯金がほぼない状態でした。
正直、なぜお金が貯まらないのかもよく理解できていませんでした。
コロナを機に、生活習慣や家計を見直したら「なぜ貯まらなかったのか」が見えてきました。
- モノを溜め込む(同じモノがたくさんある)
- 「もったいない」「いつか使うかも」が口癖
- 形から入りがち
- リボ払いを使っている
- 収支を把握していない
- 余ったら貯金しようと思っている
- 計画性がない
ひとつずつ解説していきます。
① モノを溜め込む(同じモノがたくさんある)
よく使うアイテムや着回しできる服などは便利ですが、問題はその数です。
「よく使うから」「便利だから」といって同じようなモノをたくさん持っていませんか?
同じ形や色のアイテムが複数あったり、爪切りが3つ、ビニール傘が5本・・・
当てはまる人は要注意です。
行き当たりばったりで「困ったら買えばいい」と思っているタイプかもしれません。
これは、お金に無頓着な姿勢の表れです。
「ないと思って買ったら持ってた」なんてことがよくあるはず。
知らずのうちに同じようなモノが増え、気づいたら部屋がモノで溢れています。
一度の支払いは小さくても、何度も支払っていると「チリツモ消費」になり、結果的に大きな金額を失うことに・・・
② 「もったいない」「いつか使うかも」が口癖
「①モノを溜め込む」タイプに共通していますが、「モノが捨てられないタイプ」の方も多くいます。
このタイプの方の口癖は「もったいない」「まだ使える」「いつか使うかもしれないから」です。
紙のショッピングバッグ、保冷剤、洋服、食器・・とにかく大量にモノがあります。
「いつか使うかも」「痩せたら着よう」というモノで溢れていると、「今使うモノ」「今着たい洋服」が見つけられず、結局新しいものを買ってしまうという悪循環を繰り返します。
新しいアイテムを「勿体ない」ために使えず、古いアイテムを使い続け、結果的に新しいアイテムは劣化し「一度も使わずに捨てるハメになる」なんてことも。
過度の「もったいない精神」は、逆にお金を遠ざけることになります。
洋服やモノは、新品でも時間とともに「経年劣化」します。使わないでクローゼットに眠らせている方がよっぽどもったいないですよ
③ 形から入りがち
新しいことを始めようとした時、形から入ってモノを一式揃えてしまうタイプの方がいます。
例えば、ゴルフやスノボを始めようとした時、最初に必要な道具を一気に揃えようとします。
その後、1〜2回行ったらなんとなく行かなくなってしまい、揃えた道具はクローゼットの奥に眠ることに・・・
なんて経験はありませんか?
これではモノは増えるしお金も貯まりません。
まずは、「今あるモノで代用できないか」「レンタルはあるか」など考える習慣をつけましょう。
考え方を少し変えるだけで、お金が貯められるようになるよ!
④ リボ払いを使っている
今や、キャッシュレス決済が当たり前の世の中になりました。
クレジットカードを使う機会も多くありますよね。
支払いは、「一回払い」と「リボ払い」を選択できますが、リボ払いを利用している方が意外と多くいます。
リボ払いは、購入した金額が多くても、「複数回に分けて」返済することで「毎月同じ金額を返済すればいい」ので、一見便利そうに見えます。
ところが、リボ払いを利用するには「カード会社」にその分の手数料を支払うことになります。
手数料は年率15%程度とかなり高いため、リボ払いで返済すると、返済総額は「一回払い」よりもかなり多くなります。
リボ払いは、あなたをお金から遠ざける敵であると認識しましょう。
リボ払いは手数料が高い借金なので、絶対に利用しないで!
⑤ 収支を把握していない
貯金ができないタイプの方は、食費、光熱費、生活費、固定費にそれぞれに一体いくら使っているのか把握できていない方が多くいます。
コンビニに毎朝行く、週末は必ずカフェにいく。
一回に支払う額は多くないけど、一ヶ月で合計すると結構使っていたなんてケースはよくあります。
支出をしっかり把握していないと、改善ポイントも見えてきません。
金額の大小にかかわらず、何にいくら使っているのか、お金の流れを把握することはとても大切です。
⑥ 余ったら貯金しようと思っている
お金はあれば使ってしまうのが人というものです。
「お金を余らせる」という行動は、逆にとても難しい道であることを認識しましょう。
貯金体質の方は、「余ったら貯金」ではなく「先取り貯金」をしています。
「先取り貯金」のほうが「余ったら貯金」するより断然楽な道ですよ
⑦ 計画性がない
お給料日前になると毎月ギリギリの生活になっていませんか?
1週間の食費を決めずに使っていたり、お給料が入ったらその分使ってしまったり・・・
お金が貯まらないタイプの方は、長期目線での計画ができていない傾向があります。
旅行に行く際、行き当たりばったりでも楽しいですが、ホテルやメインの観光などある程度日程を決めておいた方が限られた時間を有効に使うことができます。
貯金も同じ。
「毎月○万円貯金する」「いつまでに○万円貯める」など、目標を立てることで向かうべき方向が見えてきます。
「貯金しよう!」と思って行動しないと、なかなか貯まらないよ
見直しのポイント
「貯められない人」から「貯める人」に体質改善をするために、今日からできる三つのポイントをご紹介します。
まずはこの3つを、だまされたと思って実行してみてください。
「どうせ私なんて貯金できるわけない」なんて思わず、この3つだけ素直に実行してみてください。
何事も、「コツ」があります。
コツさえ掴んでしまえば、意外とできてしまうものです。
- 家計簿をつけて収支を把握する
- 「先取り貯金」をする
- 部屋・お財布・冷蔵庫を片付ける
ポイント1: 家計簿をつけて収支を把握する
お金を貯めたいなら、まず最初に収入と支出を把握することから始めましょう。
ほうれん草が165円、にんじんが135円・・・なんて細かく管理する必要はありません。
最初はざっくりで構わないので、食費・交通費・固定費・家賃・洋服・生活費など、何にいくら使ったのかがわかるようにしてみてください。
アプリを使ってもよし、エクセルを使ってもよし、手書きでもよし、自分にあった方法で始めてみましょう。
一ヶ月だけでもいいので家計簿をつけると、「外食が多いな」「カフェに5,000円も使ってる」など見直せそうなポイントが見えてきます。
ストレスにならない範囲で、外食やカフェの回数を減らしてみましょう。「行ったつもりで貯金」する「つもり貯金」もとてもオススメですよ
>>【年間100万円を貯めよう】固定費の見直し方 〜家計管理〜
ポイント2: 「先取り貯金」をする
お給料が入ったら、自分が決めた金額を先に別の口座に移してしまいましょう。
これが「先取り貯金」です。
残ったお金が今月の生活費です。
・いつまでにいくら貯めたいのか「目標」を設定する
・設定した目標を軸に、毎月いくら貯金するかを決める
まずは、いくら貯金したいのか目標を立てます。
例えば、「5年で100万円」という目標なら、「12ヶ月×5 年=60ヶ月」になるので、「100万円÷60ヶ月=16,666円」となります。
毎月、お給料が入ったら17,000円(金額が細かいので繰り上げしてます)を別の口座へ移してしまいましょう。
最初から月10万円貯金!と意気込んでしまうと長続きしないよ。「家計管理」は長期戦なので、「無理のない範囲」から始めてみよう
最初は少額から始めて、貯金に慣れてきたら少しずつ金額を上げていけるようにしましょう。将来的には、この貯金を毎月「積立投資」すると、より効率的にお金を増やしていけるようになります
>>低収入でも貯金をする方法 ゆとりのある生活のための家計管理
ポイント3: 部屋・お財布・冷蔵庫を片付ける
「貯められない人の部屋はたいてい散らかっている」
部屋が綺麗だとお金が貯まる!と言ってもいいほど、整理整頓は貯蓄をするのにとても大切な行動習慣です。
映画やドラマを見ていると、「お金持ちの人」と「貧乏な人」を表現する際、
・お金持ち = 部屋にモノが少なく、整理整頓されている
・貧乏 = 部屋がモノで溢れ、片付けができていない
たいてい、こんな設定になっていますよね。
クローゼットが洋服でパンパンなのに「今日着ていく服がない・・」なんて毎朝悩んでいませんか?
「安いから」「似合うとススメられたから」「ストレス発散したいから」といって買った服は、たいてい着ることもなくクローゼットで眠ることになります。
まずは、部屋・お財布・冷蔵庫から片付けを始めてみてください。
モノが捨てられないタイプの方にとって、「モノを捨てる」という行動はとても難しく感じるよ。一気に捨てようとせず、少しずつ片付けをして「捨てることに慣れて」いくといいよ!
例えば、ビニール傘が5本あるなら、1本だけ捨ててみる。爪切りが3つあるなら2つにしてみる。
お財布の中のおみくじやレシートを捨てる。
少しずつ行動することで、脳が「捨てる」ことに慣れて不安を抱かなくなります。
同じようなモノを持っていると、「使っていないモノ」のために家賃を払っているのと同じです。使わないモノを持っているだけで「コスト」がかかるいう意識を持ちましょう
・一気に捨てず、徐々に捨てていく
・同じアイテム(ビニ傘、爪切りなど)があれば1つ捨てる
・「物」の定位置を決める
部屋や冷蔵庫にある「物」には定位置を決めてあげましょう。
ドレッシング系、飲み物系、チューブものなど、場所を決めればどこに何があるのか一目瞭然になり、食品ロスや無駄な買い物を減らすことができます。
1つ買ったら、家のものを1つ捨てる。こうすれば、モノが増えずに済むよ
>>【貯金が増える!】手放したらお金が貯まるようになったアイテム10選
モノを捨てると、自分は本当はどんな物が好きなのかが徐々に見えてきます。
一生懸命働いたお金で買ったものを床におきっぱなしになんてしていたら、頑張った自分がかわいそう。
「一つずつディスプレイしたくなるようなもの」だけに囲まれていると、毎日ハッピーな気分で過ごせます。
貯金体質を目指して、まずはお片付けから始めてみましょう。最終目標は、「お気に入りだけ残す」です🎶
まとめ
お金が貯められない人は、たいてい「使いすぎ」が原因です。
ちょこちょこ買っていると、知らず知らずのうちに支出が増えてトータルでかなり使ってたなんてよくありますよね。
まずは、収入と支出を把握することから始めてみましょう。
- 家計簿をつけて収支を把握する
- 「先取り貯金」をする
- 部屋・お財布・冷蔵庫を片付ける
把握ができたら、最初は月に1,000円でもいいのでとにかく「先に貯金」です。
マイボトルを持ち歩いたり、今日だけコンビニを我慢すれば月に1,000円くらいならなんとか貯金できるはずです。
ストレスにならない範囲で、「我慢」をしてみましょう。
最後に、部屋・冷蔵庫・お財布の片付けです。
何がどこにあるのか、お財布には何が入っているのか、把握できています。
貯金ができない人は、「整理ができない」「管理ができない」方が多く、この原因はモノの多さにあります。
冷蔵庫・お財布・部屋がモノで溢れていると、その分管理が大変です。
使っていない銀行口座を10個も持っていたり、同じようなズボンを7着持っていたり・・・
モノが多いと、「管理するコスト」がかかると認識しましょう。
モノが少なければ、その分管理も楽になります。
重いバックを背負ってると、山登りが大変ですよね。荷物か少なければ山登りは楽になります。貯金という山に登るためには、荷物をとにかく減らすことが一番です
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